やぁ、お疲れ様。今日もきたね。
今回は独自ドメインのメールアドレスの取得と効率的な管理方法についての話をするよ。「ビジネスにおける自分のメールアドレスが@gmailとかでいいのかなぁ……」なんて悩んだりしない?
- てか、そもそもメールアドレス自体必要?
- 特にこだわりがなければGメールでもいいの?
- 設定も難しそうだし、スマホで見れないとか不便なんだけど
こんな話をよく聞くけど、僕の考えはLINEやSNSのDMがメインになろうともメールアドレスは持つべき。そしてGメールじゃなく独自ドメインのメールアドレスが必要だ。
その理由についてお話ししていこう。ではいくぞ。
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作業ステップの目次に戻りたくなったら別記事「WordPress歴10年、これまで20サイト以上作った俺がまとめる最強最速のブログ開設手順」に全行程を載せてある。
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独自ドメインのメールアドレスの役割と5つの必要な理由
最近ではメッセージのやりとりはほとんどLINEなどのチャット、メッセンジャーアプリで行い、メールなんて使わない人が多くなったんじゃないかな。
「むしろ自分のメールアドレスがわからない」なんて人も少なくないと思う。それぐらいメールはあまり使われなくなった。
メールアドレスを使うときなんて、何か新しいWEBサービスに申し込む時とか通販する時とかぐらい? それならGmailアドレスで十分だし、しかもそれらですら最近はSNSでログインできたりできるしね。
でもそれは私生活の話。ビジネスの現場においてはまだまだ現役で使われている(ぶっちゃけ社内連絡などの基本的なやりとりはチャットワークとかに移行した方がいいと思うけど)
それでも僕が独自ドメインのメールアドレスを作る理由は以下の5つだ。
- 自分の名前やサービスを背負って仕事したい
- 用途に合わせて複数のメールアドレスが作成できるので管理が楽
- 一部の人は独自ドメインであるかどうかを見る
- WordPressの問い合わせ対応フォームの作成時にエラーが出る
- メルマガを配信する時も到達率が落ちる
順を追って説明していこう。
1. やっぱり自分の名前やサービスを背負って仕事したいでしょ
ブログを始めるにあたって独自ドメインの取得は必須だ。独自ドメインはサイトのURLとしてだけでなく、そのドメインを使ってメールアドレスを作ることができる。
例えば名刺に自分のメールアドレスを載せるときに
- info.hogehoge@gmail.com
- info@hogehoge.com
のどちらが “それっぽい” と感じるかな?
なぜそう感じるのかと言うと、後ろに背負っているものが「他人のサービス」か「自分のサービスか」という点だと思う。GmailやGoogleは素晴らしいサービスを提供してくれてるけど、僕は自分の人脈には自分の名前で勝負したいな。
2. 用途に合わせて複数のメールアドレスが作成できるので管理が楽
生き方や働き方としては、境界線のない公私混同でいいと思ってるけど、細かい部分は効率化のためにも分けるべきだと思う。メールもその1つで、プライベートと業務用のメールを同じにしたくない。
ビジネス用途であれば、メールの最後に署名をつけることも必要だけど、プライベートではいらないよね。また、用途や使う人によって複数のメールアドレスを作れるのも利点で
- info@hogehoge.com(代表)
- ginga@hogehoge.com(銀河専用)
- order@hogehoge.com(受注の際の自動返信にしたり購入者とのカスタマー専用)
- contact@hogehoge.com(問い合わせ対応専用)
のように用途によって使い分けができる。のちのち問い合わせ対応を外注化したときなんかは、そのアドレスだけ共有すれば余計なメールまで届けずに済むので効率的だ。
自分1人の場合でもタスク管理などに便利だよ。
3. 一部の人は独自ドメインであるかどうかを見ます
実際にメールアドレスとして使用する分には独自ドメインだろうが、フリーメールだろうが、どちらでも問題ない。また、どう捉えるかは相手次第だし、@hogehoge.comを見て「へー、独自ドメインとってるんだ」と思う人は多くはないだろう。
ただ、独自ドメインをとってブログを始めると、“こんな感じ”で知識がついてしまいますから、この先名刺交換をしたときに@gmail.comのメールを見ると少し違和感を感じるはず。
僕はメールアドレスが@gmail.comでもそれ自体には特に何も感じないけど、「てことはこの人はブログやホームページ持ってないのかな」とは思っちゃうかな。ブログ好きのブロガーとしてここら辺は、共通点や共感、話の種としても関係性が構築しやすいし、独自ドメインのメールアドレスを使うべきだと言える。
4. WordPressの問い合わせ対応フォームの作成時に警告が出る
WordPressでブログを作るときに問い合わせフォームが必要になるよね。この問い合わせフォームは『Contact Form 7』というプラグインを使うのが一般的だ。
そのさいに自動返信メールの差出人アドレスを設定するんだけど、サイトのドメインと差出人アドレスのドメインが違うと赤字で警告が出る。(ただし設定を完了して使うこと自体は可能)
この原因は難しい話なので軽くにしておくけど、「SPFレコード」という、「メールの配信元のサーバーが偽装されたものではないか」ということを判断する仕組みがある。
要はなりすましじゃないかということを判定するセキュリティのことだよ。つまり、サイトはエックスサーバーに設置しているhogehoge.comなのに、メールはグーグルのサーバーの@gmail.comから送られるわけだから、この仕組みに引っかかるってこと。
「『迷惑メールかも』という判断になるので、メールが正しく届かなかったり、相手の迷惑メールフォルダに入ってしまう可能性があるよ」と言ってるわけだね。
5. メルマガを配信する時も到達率が落ちる
これも上と同じ理由でメルマガ読者への到達率が下がる。ただし、今度はメルマガの送信元はメルマガ配信スタンドのサーバーだから、自分の契約したエックスサーバーから送られるわけではないよね。
そこで今度は「DNSレコード」という送信者情報を設定することで、これを解消することができるようになるんだけど、独自ドメインならその設定ができてもGmailはそれができない。わけわかんないよね?笑
この話は流してもらって大丈夫。とにかく
- ドメインの設置元とメールの配信元のサーバーが違うとなりすまし判定を受けやすい
- それを解消する設定が独自ドメインならできるけどGmailはできない
- だからメルマガ配信には独自ドメインのメールアドレスが必要
ということを覚えておいてもらえればOKだ。
独自ドメインのメールって設定も面倒だしスマホから見れないし不便
それでも@gmailや@yahoo、@hotmailなどのメールを使い続ける理由は、やはり「新たな手間をかけたくない」からだよね。
- すでにメールのやりとりは問題なくできてるからこのままでいい
- 独自ドメインのメールアドレスってどうやって使うのかわからない
- パソコンからしか見れないんじゃないの?
- 設定難しいんじゃないの?
- もし送受信できてないなんてことになったらと思うと不安
こんなことを思う人が多いだろう。でもこれからブログを書いて情報を発信し、ビジネスにつなげてパラレルキャリア積んで好きなことして自由に暮らしていきたいと思っているなら、これは先にやっておいたほうがいいと思う。
使い慣れたGmailで設定を行えばその悩みは全て解消できる
メールの受信ボックス、デフォルトのOutlookやMacメールのまま使ったりしてない?
これらのメールクライアントアプリは複数アドレスの送受信の設定が面倒な上、そのデバイスでしか確認できないというデメリットがある。(iCloudやマイクロソフトなどのアカウント同期等の手もなくはないが)
とにかくメインのメールボックスをGmailにし、全てのメールアドレスをここに集約することで、Googleアカウントで同期し、
- 会社のパソコン
- 自宅のiMac
- 持ち運び用のMacBook
- 出先のiPhone
- リビングのiPad
- 何も持っていない時のネットカフェのパソコン
などなど、あらゆる場面でGoogleアカウントにログインさえできれば全てのメールが使える。しかも設定はどれかのデバイスで1度行えばOKだ。
さらに自宅のパソコンで既読したメールが、スマホではまだ未読のような煩わしさもありません。これはかなり便利。
実際、数年前の僕は
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MacメールでSMTPとかPOPとかのわけわかんない設定をエラーと戦いながら行う
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スマホでも見たいから同様の設定をスマホでも行う
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MacBookでも見たいから同様の設定をスマホでも行う
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使用するアドレスが増える
▼
以下繰り返し
なんてことをやっていた。しかも同期してるわけじゃないから、スマホでいらないメール削除してもデスクトップやノートパソコンでは削除されてないし、送信メールも送ったデバイスにしか残らない。
新しいデバイス買ったらまた全てのアドレス設定して、逆にアドレスが増えたら全てのデバイスに設定して……もうね、ホントこういうことやるとかありえないからね。
ちなみに前はGmailができなかったとかそういうわけじゃない。「アドレス1つだしiMacとiPhoneだけだから別にいい」って僕が思ってたの。
それが自然にデバイスやアドレスが増え、2つめも変わらずデフォルトのメーラーに追加したからそのまま使って、正直めちゃめちゃ不便だったよ。でもそんな状態が続いたからある意味「いまさら」みたいになってた。
だから最初にやっておくべき。後からだとそのぶん手間や時間もかかるし、「我慢」する時間も増える。
僕らは規模の大小に関わらず、個人でビジネスを行う以上は生産性や作業の効率化、無駄な時間の削減に努めなければならないのだ。だからこのタイミングでGmailに切り替えておこう。
今ではアカウントで同期できるメールクライアントアプリも増えたけど、Gmailに不満はないし、逆に他社製のメーラーは開発が終了したら終わりだ。しかもGmailなら無料だし。
ということでメールの管理は独自ドメインのアドレスも全てGmailで行うことで間違いない。
独自ドメインのメールをスマホから送受信できるようにする方法
独自ドメインのメールアドレスの必要性も、Gmailで管理する意味もおわかりいただけたよね?
それでは実際にエックスサーバーでメールアドレスを作成し、Gmailで送受信できるようにする手順を図解していく。
エックスサーバーでの新規メールアドレス作成手順
▲サーバーパネルにログインして【メールアカウント設定】をクリック
▲メールアドレスを作りたいドメインの【選択する】をクリック
▲【メールアカウント追加】のタブをクリック
▲
- 任意のアドレス(infoとかmailとかcontactなど)
- パスワード
- パスワード(確認)
- 容量:そのままでOK
- コメント:空欄でOK
- 【メールアカウントの作成(確認)】をクリック
▲【メールアカウントの作成(確定)】をクリック
▲これで独自ドメインのメールアドレスを作ることができた。簡単だよね。
続いてこのままGmailへの転送設定を行うので【メールアカウント一覧】のタブをクリック
作成したメールアドレスをGmailに転送させる手順
▲転送したいメールアドレスの【転送】をクリック
▲メールボックスは「残す」のまま、転送先アドレスにGmailのアドレスを入力して【転送設定の追加】をクリック
▲完了。これで作成した独自ドメインのメールアドレス宛に届いたメールはGmailでも受信できるようになった。
Gmailで独自ドメインのメールを送信できるようにする手順
次はGmailから独自ドメインのメールアドレスでメールを送れるように設定を行う。こっちはちょっとだけややこしいのでゆっくりと進めていこう。
▲Gmailにログインして画面右上の歯車のアイコンをクリック
▲設定画面が開くので【アカウントとインポート】のタブをクリック
▲
- メールを受信したアドレスから返信するにチェック
- 【メールアドレスを追加】をクリック
▲別ウインドウで黄色い設定画面が開く
- 名前:送信者となるのでわかりやすい名前を入力
- メールアドレス:先ほど作成した独自ドメインのメールアドレス
- 「エイリアスとして扱います」のチェックを外す
- 【次のステップ】をクリック
▲
- SMTPサーバー・ユーザー名・パスワードを入力する。それぞれの情報は下の画像の通りエックスサーバーのメールアカウント設定ページで確認できるよ。
- ポート:587
- TLSを使用したセキュリティで保護された接続(推奨)にチェック
- 【アカウントを追加】をクリック
▲作成したメールアドレス宛にGoogleから確認のメールが送信された。先ほどの手順ですでに受信はGmailでできるのでGmailの受信ボックスを確認してみよう。
▲メールに記載されているリンクをクリックすると確認が完了し、Gmailでメールが送られるようになった。これで作業完了だ。
独自ドメインとGmailアドレスを使い分ける方法
最後に独自ドメインでのメールの送信方法とGmailアドレスとの使い分けのやり方を説明しよう。
▲Gmailで新規メール作成をするとこんな画面が立ち上がる。送信元である「From」の右端に下向きの三角ボタンがあるはずだから、これをクリックすると
▲こんな感じで設定済みのメールアドレスが出てくるので、送りたいアドレスを選択すればOKだ。もちろん@gmail.comも使える。
以上、無事に送受信できるようになったかな?
Gmailはメールクライアントアプリとして非常に優秀
Gmailはフリーメールアドレスとして使われがちですがメーラーとして非常に優秀だ。メーラーは有料アプリもいくつか出ていて、ガジェット系のブロガーも紹介しているけど個人的にはGmailで十分。
Gmailへの愛情についてはまた別の機会にお話しするが、今日のところは
- エックスサーバーでメールアドレス作成
- Gmailへの転送(受信)
- Gmailへのドメインアドレス追加(送信)
ができるようになれば目標クリアだ。最初にやっておくべきことは長く難しくなっても先に伝えるけど、慣れてきてからでもいいことや、先に知ると集中力が散漫すること、先にやっても後でやり直すことになるようなことは省いてステップにしているつもり。
少しずつ確実に進めていこう。次はいよいよWordPressインストール!
最強最速のブログ開設手順
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