こんにちは。台湾在住ライターのLuanaです。

皆さんは『孤独のグルメ』というテレビ番組を観たことはありますか? 主人公の五郎(俳優の松重豊さん)が、仕事の途中に入ったお店で食事をする様子を映し出す番組です。

2015年10月に放送された「Season5」の第5話は、台湾の台北市が舞台でした。五郎さんがドラマの中で食べた台北の美食とは一体何だったのか? どんな味がするのか?

今回は皆さんのそんな「知りたい!」にお答えすべく、五郎さんが台北で食べたもの全てを現地に住む私が食レポします。『孤独のグルメ』ファンの皆さん必見です!

『孤独のグルメ台湾編』のロケ地となった台北の「迪化街」とは?

『孤独のグルメ』の五郎さんが台北で訪れたのは「迪化街(ディーホワジエ)」。こちらは1920年頃に商業の街として台北で1番活気にあふれた場所で、当時は街中に次々とバロック式の建物が建てられました。

しかし、1970年頃に台北の東地区が活気づいてくると、迪化街はかつてのような賑やかさを失ってしまい、主に乾物、漢方、布を売る問屋街に変わりました。

ところが最近では、昔からある古い建物をリノベーションし、迪化街にはお洒落な商品を扱うお店、カフェ、バーなどが軒を連ねるようになったのです。「迪化街に残る古きよき時代の雰囲気がいい!」と、今は幅広い年代の人々から注目されています。

「可愛い物が大好き」とか「ノスタルジックな感じの写真を撮りたい」という女性に特に大人気の観光スポット迪化街。五郎さんは台北で本当におすすめの場所を訪れたのでした。

迪化街のスポット情報

名前 迪化街
住所 台北市大同區迪化街一段
営業時間 お店によってですが、ほとんどの所が11時頃になると開いています。
行き方 市内を走る電車のMRT「北門」「中山」「雙連」の各駅から徒歩約10~15分

五郎さんが最初に立ち寄ったお店は「永樂擔仔麵」

それでは本題に入りましょう! まずご紹介するのは『孤独のグルメ』台北編で、お腹が空いてきた五郎さんが現地の人に
勧められて訪れたお店の「永樂擔仔麵(ヨンラーダンザイメェン)」。

私がお店の辺りに着いた時は向かい側の道路にいたので、青いビニールの屋根に隠れて店名が見えず……。お店がたくさん並んでいる場所で「一体どこ?」と思いながら、とりあえず人の群れに近づいてみました。

おや?

セブンイレブンの隣にあるお店に大きく赤字で書かれた「永樂擔仔麵」の文字を発見! ちょうどお昼の時間でかなり混んでいて席が空いているか心配でしたが、私に気付いた店員さんがすぐにお店の中に案内してくれました。

お店に入って目にしたのは正面の壁に貼られているメニュー。赤がおめでたい色として使われる台湾らしい感じです。

左側の窓には五郎さんたちが楽しそうに写る写真を発見!「永樂擔仔麵」のオーナーさんご夫婦がとっても羨ましい……。

五郎さんが食べた「雞肉飯便當(ジーロウファンベェンダン)」、別名「五郎特餐(ウーランターツァン)」も紹介されています。値段は85TWD(約314円)。

テーブルに置かれたメニューは、写真のところに日本語でお料理の名前が書いてあるので非常に分かりやすいです。オーダーを聞きに来てくれたオーナーさんが

オーナー
先週はゴールデンウィークだったから日本人がいっぱい来たよ

と嬉しそうに話してくれました。お店の名前に使われている「擔仔麵」という麺や、台湾の柔らかい竹の子のスープも気になりますが、次に来る時までとっておきましょう。

今回はもちろん五郎さんが食べた「五郎特餐」をオーダーです。

五郎’s セレクション「雞肉飯便當」、別名「五郎特餐」

待つことたったの2、3分で「五郎特餐」がテーブルに運ばれてきました! たくさんのお客さんがいるにも関わらず早くご飯が出てくる点は、さすが外食ビジネスが盛んな台北にあるお店だけあります。

ご飯の上に裂いた鶏肉が載っている「鶏肉飯(ジーロウファン)」。日本人には食べやすいお醤油ベースのタレが上にかかっています。

鶏の胸肉を使用しているため油っぽくなく意外とあっさり。「これが日本のお米だったら最高だな〜」と思いましたが、それでも台北にあるこちらのお店の味に私は満足です。

そして次は「おかずの盛り合わせ」。左から、白菜、レタス、厚揚げ豆腐(後ろに隠れています)、豚肉、たまご。

くたくたに柔らかく煮込まれた白菜は、薄い塩味に仕上げられていて「もう少し食べたいな~」と思うほど美味しかったです。レタスは台湾で「大陸妹(ダールゥーメイ)」と呼ばれている品種で、現地では一般的によく食べられます。

『孤独のグルメ』の中で五郎さんは、このレタスの名前が書かれた箱をみて「何だろう?」と不思議がっていたようです。

厚揚げ豆腐とたまごは、日本人も慣れ親しんでいるお醤油味で煮付けてあり、中華圏でよく使われるようなスパイスの味もありません。薄めですが味はちゃんと染みています。

この中で1番美味しいと思ったのがお肉。豚のほほ肉なので非常に柔らかく、上にかかっているお醤油ベースのタレと非常に良く合っていました。

食べ終わってお店を出た時に、店頭に並んでいた他のおかずに気を取られつつも五郎さんになったつもりで次のお店へ移動です。私に「『豬腳(ジュージャオ)』って日本語で何て言うの?』と聞いてきた気さくなオーナーさん。

次回また食べに来る時は、ちゃんと「トンソク」と言えるようになっているでしょうか?

永樂擔仔麵のスポット情報

名前 永樂擔仔麵
住所 台北市大同區南京西路233巷20號
電話番号 02-2556-2736
営業時間 11:30-20:00
(店舗は6:00から営業の「詹記清粥小菜」というお粥のお店と時間帯でシェアして使っています)
行き方 市内を走る電車のMRT「北門」「中山」「雙連」の各駅から徒歩約10~15分

『孤独のグルメ』台湾編で衝撃の名前がついたスープを出したお店

五郎さんが次に向かったお店は「原味魯肉飯(ユェンウェイルーロウファン)」。上を向いて看板を探さないと、うっかり通り過ぎてしまいそうな小さなお店。

先ほどの「永樂擔仔麵」から歩いて約2分のところにあります。

店頭にたたずむオレンジ色の看板の屋台が目印です。

やっぱり貼ってありました! 屋台の目立つところに『孤独のグルメ』第5話の広告、そして目に飛び込んできたのは “ 乾麵と下水湯 ” の文字。

下水湯……

台北に住んで15年になりますが、初めてみた名前のスープ。勇気ある五郎さんが食べてくれなかったら、日本人の私は一生見向きもしないような名前の食べ物です。

よくよく調べてみると下水湯とは “ 綺麗に洗って処理した鶏や鴨の内臓、ショウガ、葱を一緒に入れて作った澄んだスープ ” のこと。台湾についてまた1つ勉強になりました。

お店の入り口のすぐ右手には五郎さんとの写真が貼ってあります。オーナーさん、ちゃっかり五郎さんの腕をつかんでいるじゃないですか!

私服姿(?)で写る五郎さんの写真まで見ることができて、こちらの「原味魯肉飯」に来てよかったです。

北京語のメニューが壁に貼ってある他に、日本語のメニューもあります。ちなみにお店の家賃が上がってしまったので『孤独のグルメ』放送当時より少し値段が上がっています。

こちらのお店でも五郎さんが食べたものをオーダーしました。

そうです。乾麵と例の「下水湯」。

五郎さんが座ったのは入り口から数えて2番目の席。写真では白いお椀が2つ置いてあるところです。

オーナーさんが気をきかせてくれて私もその席に座れることに!この日は13時を過ぎてからお店を伺ったので、それほど混んでおらずラッキーでした。

五郎さんは、こんな景色を見ながら乾麵と下水湯を食べていたのでしょうか? 五郎さんの席に座って充分に雰囲気を味わった後で、やっと食レポに来たことを思い出しました。

五郎’s セレクション「乾麵」

まずこちらの「乾麵 / 35TWD(約129円)」は、スーパーで売っている自分で作る焼きそばのような柔らかい麺と、細かく切った豚肉を甘辛く煮込んだソースを混ぜて食べるものです。もやしのシャキシャキ感と甘辛い麺の味が「台湾にいるんだなぁ~」と思わせてくれる1品に仕上がっています。

このお肉のソースをご飯にかけたものが、お店の名前にもある「魯肉飯」というお料理。私は五郎さんのように大食いではないので今回は食べていませんが、この濃厚な味のお肉のソースと白いご飯を一緒に食べたら絶対に美味しいです。

五郎’s セレクション「下水湯」

さて、これが皆さんお待ちかね(?)の「下水湯 / 40TWD(約148円)」。スープの中に入っているのは、薄く切られた砂肝と千切りしたショウガです。

実は私、内臓系が苦手なんです。しかもスープの中にたっぷりと砂肝が入っているし……。

でも『孤独のグルメ』で美味しそうに食べていた五郎さんを信じて食べてみました。スープと一緒に出されたタレに砂肝をつけて食べてみたら「あら! 美味しい」。

臭みも何もなくコリコリとした歯ざわりが牛タンみたいで気に入りました。番組の中で五郎さんは、こちらのタレをスープに入れたのを覚えていますか?

オーナー
あれは間違った手本(笑)

とオーナーさんが言っていたので、皆さんは五郎さんのマネをしないようにしましょう。スープは薄い塩味でショウガの味がしっかり効いている、と言うよりも、ショウガの味しかしないです。

冷え性の女性が喜びそうな感じ。本当に美味しくて食べるのに夢中になり、お箸で砂肝をつまんだ写真を撮るのをうっかり忘れてしまいました……。

だから「下水湯」がよく見える写真はこれしかありません。

お店の自家製唐辛子ダレは激辛注意

写真のステンレスの容器に入っているのは自家製の唐辛子タレ。ものすごく辛いのですが、それを知らずに食べる日本人が咳き込むらしく、北京語が分かる日本人のお客さんに注意書きを書いてもらったそうです。

試しに唐辛子タレを直接食べてみると超激辛、これは罰ゲームのレベル。油断して食べたら咳き込むのが納得できます。

でも砂肝を食べるタレの中に入れると味が引き締まって美味しかったので、ぜひ試してみてください。くれぐれも慎重に!

こちらは他のお客さんがオーダーしていた定食。私は揚げ物が大好きなので「あ~これも美味しそう」と思いました。

「魯肉飯」もすごく気になるので「また後日食べにきま~す」と、おしゃべりが大好きで明るい「原味魯肉飯」のオーナーさんに別れを告げて、最後の目的地へと向かいます。

原味魯肉飯のスポット情報

名前 原味魯肉飯
住所 台北市大同區永昌街19號
電話番号 02-2556-7237
営業時間 11:30-20:00
定休日 日曜日
行き方 市内を走る電車のMRT「北門」「中山」「雙連」の各駅から徒歩約10~15分

『孤独のグルメ』で紹介された台北で有名なデザートのお店

こちらは五郎さんがスイーツを食べたお店の「古早味豆花(グゥザオウェイドウホワー)」。ガイドブックには必ずと言っていいほど載っている台北の有名なお店です。

「豆花」という名前の豆乳のプリンような台湾スイーツが食べられます。先ほどの「永樂擔仔麵」と「原味魯肉飯」のある迪化街から中山北路(ヂョンサンベイルー)の方向に、民生西路(ミンセンシールー)をまっすぐ歩いて約8分で到着です。

入り口の所に置いてある黒板に「五郎先生推薦(五郎さんのおすすめ)」と書いてあります。これです、これ!

そして入り口を入ったところにも『孤独のグルメ』の五郎さんの写真が貼ってありました。

お店のすぐ近くには「寧夏夜市(ニンシャーイエス)」という夜市があるため、夜のほうが混みあうスイーツ店。週末は時間帯に関わらず混みやすいので、平日の昼間のほうが比較的人が少なくてゆっくり食べられます。

こちらにいるのも日本人のお客様~。

メニューは日本語で書いてあるので安心ですね。豆花の他にも、薬草を使ったゼリーやカキ氷などもあります。

これから夏に向かって日に日に暑くなる台湾では、毎日食べても飽きないくらいの品揃え。

五郎’s セレクション「豆花」

それでは最後のグルメをご紹介します。こちらが『孤独のグルメ』の五郎さんが食べた「豆花 / 50TWD(約185円)」です。

台湾では「 紅豆(ホンドウ)」と呼ぶ小豆を柔らかく煮たものと、「粉圓(フンユエン)」というブラックタピオカのトッピングがされ、そこに冷たい砂糖水がかかっています。

五郎さんはクラッシュアイスを入れていましたが、台湾では体を冷やす冷たい食べ物は避けたほうが良いとよく聞くため、私は氷抜きにしました。長生きしたいので。

たんぱくな味の豆花、甘くてふっくらした小豆、もちもちした食感のタピオカが本当によく合います。さっぱりとして食後にちょうどよいスイーツです。

でも食べているうちに「やっぱり、ちょっと甘いかな……」と思うように。先ほどのお店では「下水湯」に間違えてタレを入れてしまった五郎さんですが、豆花に氷を入れたのは大正解!

お店を出る時に豆花をオーダーしていた現地のお婆ちゃん。やっぱり「甘いから氷入れて」と言っていましたよ。

あれ? 冷たいものを食べていても、こんなに元気で長生きできるの……?

本当に色々と分からないことだらけの台湾です。だんだんと、あまり気にせずに食べたいものを食べればいいような気がしてきました。

トッピングの種類が豊富な台湾スイーツのお店「古早味豆花」。また訪れて色々な味を楽しみたいと思います!

古早味豆花のスポット情報

名前 古早味豆花
住所 台北市大同區民生西路210號
電話番号 02-2558-1800
営業時間 9:30-01:00
行き方 市内を走る電車のMRT「雙連」駅から徒歩約8分

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は『孤独のグルメ』の台北編で、五郎さんが食べたもの全てについての食レポをお届けしました。「五郎’s セレクション」を実際に食べた感想を正直に書いたので、だいたいの味や食感をお分かり頂けたかと思います。

台北に来て「五郎さんと同じように美味しいものを食べたい!」という人は、ぜひ参考にしてみてください。お店のオーナーさんたちが私に教えてくれた他のお話は、後日別の記事にてご紹介したいと思います。

それではまた!

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