こんにちは。ライターのろくろくです。

私は過去に“クモ膜下出血”という病気で死にかけた経験があります。この病気は発症してしまうと死亡の可能性も高く、運よく免れたとしても重度の後遺症が残ることが多く、社会復帰の確立は1/5以下というとても怖い病気です。

それまで大きな病気も怪我もしたことのない私は重大な病気であることから逃げ、誤った処置や病状を放置しながらも後遺症もなく現在に至っております。油断していると命にかかわり、万が一助かってもその後を後遺症と戦う日々となりかねません。

その時の経験をもとに気をつけることや絶対してはいけない事などをまとめました。ぜひ参考にして今後の健康な生活に役立てて下さい。

クモ膜下出血とは

クモ膜下出血とは脳の血管の膨らみである“脳動脈瘤”が破裂して出血する病気です。蜘蛛膜は脳の保護をする3層の膜でできていて、3層の髄膜のうち、2層目のクモ膜と3層目の軟膜の間の空間“クモ膜下腔”に出血が生じ、脳脊髄液中に血液が混入した状態を言います。

脳血管障害の8%を占め、突然死の6.6%がこれに該当するといわれ、50歳から60歳で好発し、男性より女性が2倍多いとされています。

クモ膜下出血の原因とは

原因クモ膜下出血の原因としては以下の3つが挙げられます。

原因1:「脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)」の破裂

もっとも多い原因で脳の血管に瘤ができ、それが破裂し出血するというもの。動脈の血管が枝分かれする部分に多くみられ、破裂するまで症状がないことが多い。

原因2:「脳動脈解離」や「脳動脈奇形」からの出血

脳血管が裂けて出血する「脳動脈解離」や外傷で血管が切れる場合や脳血管の奇形である「脳動脈奇形」からの出血があります。

原因3:その他生活習慣など

その他、血液の病気などで血が止まりにくいために出血する場合や飲酒、喫煙による高血圧を要因とした場合があります。原因のわからないケースもあり定期的な検診などで早期発見することが最大の予防とも言われています。

私の場合は原因1と3が当てはまります。当時の私はカジュアル・バーを経営していたので「お酒を飲むのが仕事」と連日お酒を大量に飲み、煙草も人の倍は吸ってそのまま朝方寝るという不摂生の代表のような生活を送っていました。

この不摂生による生活によって大動脈に瘤ができていたようで、時限爆弾を頭に抱えているような状態だった訳です。

無理は厳禁!クモ膜下出血の予兆

私のクモ膜下出血の引き金となる動脈瘤の破裂の理由はバカみたいな行動です。起きてまだ先日のお酒が残っている状態で、腕立て伏せをしたところで頭に違和感を感じ、「あ、」と思ったら頭がカーッと痛くなる感じでした。

この時、まさに脳へつながる動脈にできた瘤が破裂したようです。私は二日酔い状態での激しい運動が引き金となりましたが、お酒を飲んでる状態で走ったり激しく動くような事は若いときならありがちです。

ですが年齢と共に老朽化している体や脳にとっては危険行為だと思って下さい。クモ膜下出血の症状として“目の裏に感じる痛み”もあります。

頭痛から4日目ほどが経ち「大丈夫かな?」と思いビールを飲んでみたときに、目の裏に激痛が走りました、「コレは絶対イケナイ」と察知して即やめました。このような目の裏の痛みの場合に当然眼科などで診断しても発見はされません、

私のように筋肉系の痛みと勘違いして整骨院など通っても改善されないでしょう。他にも充分な睡眠をとっていても起きる“生あくび”も予兆として重要です。

私が病院に行こうと重い腰をあげたのは、看護士である友人が私の生あくびを見て「脳に異常のある病気では?」と判断して病院での診断を薦めてくれたからでした。

生あくびは脳の病気である可能性を示す重要なサインです。充分な睡眠をとっても生あくびが頻繁にでるようであれば脳外科などがある病院での診断をおすすめします。

クモ膜下出血の症状

クモ膜下出血の症状は“ハンマーやバットで殴られたような痛み”と比喩されます。今まで感じたことの無い頭痛と激しい吐き気や嘔吐を伴い、意識障害もある場合はほぼこの病気と疑って間違いないでしょう。

ただ私の場合はそういう激しい痛みや吐き気などはなく、“まるで首か肩を捻ったような筋肉系の痛み”のように感じました。クモ膜下出血の症状の一種に、首から頭に続く大静脈の分かれ目に瘤ができてそこが破裂するというものもあるらしく、その場合は首に痛みを感じるこも多いので私のように勘違いされるかもしれません。

私のように痛みが無かったり軽い症状の場合もあって、出血が少ない状態で早めの治療を受ければ合併症や後遺症の心配も少なく社会復帰できます。

診断とクモ膜下出血の手術

脳外科で症状を伝えてレントゲンやCTスキャンなどで診断をします。特に前の日からの準備などもなくても大丈夫です。

病気の発症である血管の破裂から体調が悪いにも関わらず、一週間以上結論から逃げていた私はやっと病院での診断を受けにいきますが、即入院、即手術となりました。かなり独特だったようで診断した医者が少し妙な言葉で表しています。

過程としてはこのような流れでした。自分のバーのお客として来ていた看護士の友人に「体調が悪い」と話し、友人は私の生あくびを見て「明日ここの病院へ行け」と脳外科での診断を薦めました。

医療を職としている友人に言われて初めて真摯に症状を受け入れる気になり、次の日脳外科に行き精密検査を受けます。診断結果をお伺いする時の医者に言われた言葉……一生忘れません。

医者
ろくろくさん、私ね、この病院やって10年以上なんだけど……この結果は"気に食わない"

ろくろく
???

医者
ここには手術設備がないので今すぐ病院へ行ってもらいます

ろくろく
!?

 

そのお医者様は血まみれで真っ白に移る脳のレントゲン写真を見て平気でうろうろしていた私を信じたくなかったのでしょう。

救急車到着 → 私ぐるぐる巻きでタンカ → 即搬送

搬送先の救急病院は先日客として来ていた友人の病院。友人はある程度の想定をして少しでも腕のいい医者のいる時間帯に自分のいる病院に搬送されるように先に脳外科の診断を薦めてくれたそうです。

搬送され手術室へ向かう途中で友人に気づいた私は「あれ、なんでいるの?」と。友人は少し涙ぐんだ表情で「バカが……」もう死ぬかもしれないと思っていたわけですからね。

どうやら病院の緊急搬送の放送を聞いて私とわかると、覚悟はしていたものの仕事が手につかないほどあわてたようで、同僚に「手術の準備に行け」と言われたようです

その頃、お店のスタッフ5人ほどが病院から「死ぬが6割、助かっても重度の障害が残る」と言われ緊急に集まり会議していたそうです。手術は予定より3~4時間ほど長引きました、誰もが言わなかったそうですがみんな「死ぬんだ……」と覚悟はしたそうです。

注意点・やってはいけないこと

クモ膜下出血に限らず脳に異変を感じた場合、素人判断をせずにすぐ病院へ行きましょう! 腕立て伏せで頭が痛くなった私はとんでもない行動ととりました。

ソファーに横になった私はその状態から少しでも治そうとお風呂場へ行きます。まず痛みのある頭から首にかけて水をかけます……たまらない痛みが襲いました。

懲りずにはお湯をかけます。少し落ち着いたような気がして部屋に戻り頭痛薬を飲みました。

後に聞きましたが、これらは破裂した血管の動きを活発にさせる自殺行為だということです。素人判断は命を危ぶむほどの間違いを起こしかねませんので絶対にしないで下さいね。

頭痛薬や鎮痛剤も一時的な効能による逃げにしかなりません。実際に頭に違和感を感じるような痛みの場合は些細なことでも専門医による診断を仰いで下さい。

実はこの頃に頭痛が気になったのでインターネットでの症状診断を利用して調べてます。症状を入力していくと見事に「クモ膜下出血の可能性あり」と出ていました。

ただ死亡例も多い病気ですし、痛みのイメージも違ったため「まさかね」と軽く考え無視して肩こりなどからの症状と勝手に決め付けていました。私のように結果から逃げても何もいいことはありません。

たまたま運が良く友人のおかげもあって何の障害もなく生活を送れていますが、手遅れになると障害が残り社会復帰も難しい場合や命にかかわる病気なのです。小さな違和感や痛みを感じたら迷わずに病院での診断を受けましょう。

手術費用と国の保険制度

手術と1ヵ月の入院費用でだいたい40万円くらいかかりました。参考にして頂きたいのは勧められて利用した「高額医療保障制度」です。

当時では7万以上の医療に対して国が補助してくれるという制度で、現在も支払い額が個人で変わりますが制度は誰でも利用できます。高額な医療費がかかる病気の際はぜひ利用して万全な治療を受けてください。

後遺症・今後の生活においての再発防止対策

異常があったのは手術後4、5日くらいに鼻から水がしたたり落ちてくることでした。鼻水とは違いサラッとした真水のようなものがボタボタッと落ちてくるのです。

即、症状を伝えると手術の影響で脊髄の水圧が下がったようで脳の髄液が出ていたようです。この症状はめったにないそうですが一度TVの番組で“珍しい病気”として紹介されていました。

交通事故後のむちうちからも発症の可能性もあり、放っておくと大変なことになるようです。絶対に病院へ行きましょう。

他は特に異常もなく、幸い後遺症も残ることなく退院することができました。現在は医者から言われた「水を1日2リッター飲む」や「軽い運動」を心がけ無理の無い生活で気を付けています。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 以上が私が「クモ膜下出血」で死にかけた経験をもとに前兆や症状などまとめてみました。

みなさんも異常を感じたらすぐにお医者様の診断を受けるようにして下さいね。素人判断での処置や「まさか自分が」と逃げても結果は悪くなるばかり、まだ「心配要りませんよ」と安心できるほうが精神的にもいいです。

大変な病気で発症してそのままお亡くなりになる場合も多く、その後の障害に苦労している人たちも多い病気です。大きな勘違いで判断を後送りにしながらも無事だったのは本当に奇跡的だっただけで実際は早めの発見が症状の悪化や未然に防ぐ唯一の方法です。

加齢とともに体は若いときと違いあらゆる場所が老朽化して脆くなってきます。普段からの節制や無理の無い運動、定期的な検診を受けて心配のない人生を送ってください。

脳ドック

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